マンションにおける雨漏りには、その階でまず対応

マンションに住んでいる場合、あなたの部屋は最上階であり、更に天気が雨であるなら、この判断は意外に簡単ですが、こんな状況ならどうでしょうか。それが、こんなケースです。あなたの部屋は8階建ての6階、外の天気は雨、真夜中に突然に洗面所辺りの天井から、水がポタポタと落ちて来たらどうでしょうか? これが上の階からの水漏れなのか、それとも更に上の階からの水漏れなのか、更に予想もしないマンションの雨漏りと判断するのか。昼間であれば、各階へ訪問して尋ねたり、相談し合う事も出来るでしょうが、真夜中ではそれも出来ず、おそらく何をすれば良いのか途方に暮れてしまうかも知れません。

こんな時、マンションの住人として、まずすべきは、この洗面所に上から落ちて来る理由の分からない水を、バケツや洗面器などで受ける事にあります。また、滲みるように壁伝いに落ちる際には、バスタオルなど厚手の布を床面に敷いておく必要があります。こうする事で、少なくとも見える範囲での水の流れは、自分の部屋で断つ事が出来る為、この水の正体を判断するのにも、階下への被害を最低限に食い止める為にも、最善の対応となります。こうした対応を行った後、分譲を買って住んでいるオーナーは、管理会社の夜間対応の電話へ、賃貸入居者は管理会社や、賃貸契約した際の不動産屋の、夜間対応ダイヤルへ電話し、今後の判断を仰ぎましょう。

このように戸建てと違い、集合住宅であるマンションの雨漏りは、複合的な状況が重なると専門家でさへ、その正確な原因の所在を判断をする事は難しく、後日、調査が必要となります。したがって、集合住宅における階上からの水漏れへの対応方法は、雨漏りによる原因も考えられる為、各住人が知っておくべき事項として、管理組合などを通じて、梅雨シーズン前などに、文書等の配布、掲示によって案内しておく事が必要でしょう。

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