マンションで雨漏りが発生するなど絶対にあってほしくないことですが、実際に起きてしまうこともあります。したがって入居者としては、事態が発生したとき落ち着いて対処ができるよう、前もってマンションで雨漏りが発生した場合の対処の仕方を心得ておきましょう。まず最初にしなければならないことは、起きてしまった雨漏りによる影響を、それ以上拡大させないようにすることです。例えば、5階建てのマンションの3階で発生した場合は、雨が2階まで伝わらないよう、バケツを使って雨を受け止めるようにしなければなりません。
これで完璧な処置とはいえませんが、応急的にまた最低限やっておかなければなりません。さて。そうやって雨漏りの拡大を食い止めている間に、次の行動に移らなければなりません。それは、関係先に迅速に連絡を入れることです。
この連絡の仕方は、入居者の立場によって異なりますので、自分がどこに電話をしたらいいか確認しておいてください。まず入居者がその部屋の購入者であれば、管理会社へ連絡を入れてください。そして入居者が賃貸人であれば、管理会社か貸主に連絡を入れてくだい。このようにそれぞれの立場に応じて責任者に連絡します。
以上が、マンションで雨漏りが発生したときの対処法です。あとは、それぞれの関係者と話し合いながら修繕費用や損害補償を決めていきますが、これについてはそれぞれの物件の取り決めや入居状況、契約によって処理の仕方が異なります。